森林浴と自然2
しかし普通はごく微量で、感覚のするどい状態の人がやっと知ることができる程度である。
(しかしまあ、ある場合にはかなり強烈なこともある。
私は朝鮮北部の狼林山脈を歩いているとき、森林帯上部でニオイヒバ(俗称)の灌木の間を通りぬけようとしたとき、その木の葉からの精油分がパッと放出されて香りにつつまれた経験がある。
ニオイヒバは朝鮮北部から沿海州方面にあって、ロシアの探検家の紀行文には、精油分が放出されたとき、マッチをすったら、あたりが火の海になったと書いてあった。
嘘かほんとか知らないが、そんな気をおこさせるくらい強烈に匂ったのである。)
こんなことは例外で、フィトンチッドは殺菌作用より、香水と同じように人間の心理に作用する働きがおもであろう。
森林浴をすすめた本をみると、自然生態系から、植物、花 種、小鳥、キャンプにいたるまで書かれている。
一口にいうとトータルに森を楽しむガイドブックである。